歌詞で学ぶ心理学のシリーズ。
今回は、BOØWYの「わがままジュリエット」を取り上げてみます。以下の部分です。
泣き顔でスマイル すりきれてシャイン 踊るならレイン
引用元 : BOØWY「わがままジュリエット」 / 作詞 : 氷室京介
この曲は、全体的に切なく、悲しい雰囲気に包まれています。しかし、「悲しみのどん底」という感じではなく、歌詞の主人公が、悲しい自分をどこか俯瞰して見ているようなところがありますよね。
それはまさに、「泣いていながらも、同時に笑っている状態」がもたらすものだと私は分析しています。
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私たちも、普段、生きていく中で、辛く、悲しいことはあります。そんなとき、ついつい、悲しみの中にハマりこんでしまい、ひどい場合はうつ状態にまで陥ってしまうことさえあります。
でも、そんな自分をいったん、「俯瞰して見る」ことによって、冷静さを取り戻してみましょう。
そのためには、まずは表情だけでも明るくしてみるのです。そうすれば、感情も「明るい」方向へと導かれます。
これは、心理学の世界では「表情フィードバック仮説」と呼ばれるものです。いわゆる、
・楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい
という考え方ですね。
実際、これは実験でも証明されています。
という実験結果です。
なので、もしあなたも、何か悲しい気持ちで打ちひしがれそうになったときは、まずは表情だけでも笑ってみてください。
もちろん、それで完璧に「気持ちまでもが笑う」という状態にはならないかもしれません。しかし、少なくとも悲しみのどん底に落ちることはなく、いったん、冷静な自分を取り戻すことができます。
そうやって、悲しんでいる自分を笑って俯瞰して眺めてみて、少しずつ普段の気持ちを取り戻してみてくださいね。
あなたの未来のために。
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