歌詞から学ぶ心理学のシリーズです。
今回は、GOING UNDER GROUND(ゴーイング・アンダー・グラウンド)の名曲「STAND BY ME」の中から、
「昨日の悲しみを祈りに変える 痛みだって歌になる」
引用元 : GOING UNDER GROUND「STAND BY ME」/ 作詞 : 松本素生
という部分を取り上げます。
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この曲は、多くの社会人が共通で抱える悩みを歌っています。
学生の頃は、それぞれの理想を描いていた。だけど、社会人になると、理想が現実に押しつぶされてしまう。
現実と理想に挟まれて、ダメになってしまいそうな自分を感じる。
おそらくあなたも、そんなことを感じたことはあるのではないでしょうか。
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でも、実はこういう悩みは心理的なテクニックで解消できます。
それは、「リフレーミング」です。
リフレーミングとは、「物事の解釈の仕方を変えて、気分を変える」テクニックです。たとえば、あなたが仕事でミスをしてしまい、落ち込んだとします。そんなときに、この「リフレーミング」を使って解釈を変えるのです。
「これは単なるミスではない。自分を成長させてくれるための貴重な体験なんだ」
と。たったこれだけのことで、心の中がフッと軽くなります。で、前向きな気持ちになることができるんですね。
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そういう視点からGOING UNDER GROUNDの「STAND BY ME」の、歌詞の一部を見てみましょう。
「昨日の悲しみを祈りに変える 痛みだって歌になる」
引用元 : GOING UNDER GROUND「STAND BY ME」/ 作詞 : 松本素生
どうでしょうか?見事にリフレーミングしていますよね?
昨日、何か悲しいことがあった。でも、それを祈りに変えることによって生きるパワーにする。心に痛みを抱えてしまった。でも、それを歌にすることによって、自分の人生に意味のあるものにしていく。
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もし仕事でミスをして辛いというのなら、それだけを取ってみて見れば、何の意味もない出来事です。それどころか、自分の心をマイナスの方向へ進めるものでしかありません。
しかし、リフレーミングをすることによって、未来へとつながる、意味のある出来事だと認識することができたら、元気が出ますよね。
あなたは、あなたの物語を生きています。ハッピーエンドへと進む物語です。リフレーミングすることによって、辛い出来事も、ハッピーエンドへの布石であると認識することができるのです。
あなたの未来のために。
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