YouTubeにてアファメーション配信をしている言霊コーチ天野です。
「嫌な奴」はなぜ「嫌な奴」に育ってしまったのか。
その原因のひとつに、「勧善懲悪ドラマの見過ぎ」があります。
つまり、
仮面ライダーや水戸黄門ですね。
★ ★ ★
こういうドラマは、
「正義が悪を倒す」
という二元論(白黒思考)の考え方で成り立っています。
しかし実際のところ、リアル世界は二元論では成立していませんよね。
ひとつの物事が正義か悪かは、見方によって変わります。
★ ★ ★
もちろん、普通の人は、二元論では考えません。
なので、自分と意見が違う人を見ても、
「その人はその人の事情があるんだろう」
と、柔軟に考えます。
だからこそ、ムダに争うことはないんですね。
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しかし、勧善懲悪モノのドラマを真に受けて育った「嫌な奴」は、
自分は絶対的に「正義」、相手は絶対的に「悪」
と考えます。
つまり、その真ん中の「グレーゾーン」がないんですね。
なので、柔軟に考えることができません。
そういうことから、ちょっとでも意見が違う人を見ると、
「あいつは悪だ!」
と過剰に反応してしまうのです。
★ ★ ★
こう考えると、「嫌な奴」はある意味、かわいそうです。
テレビドラマを純粋に見ていて、
その影響をもろに受けてしまっているわけですからね。
そういう「嫌な奴」の背景を考えたら、
少しだけ、同情はできますよね。
もちろん、だからといって、
嫌な奴の攻撃をもろに受ける必要はありませんよ。
ただ、「同情」できれば、
嫌な奴から攻撃をされたときに、
被害感情が少し和らぎます。
今回のお話、ぜひ参考にしてみてください。
――※追記
なお、仮面ライダーも水戸黄門も、
ドラマとしては質が高いことに変わりはありません。
間に受けることなく、
ドラマとして楽しむ限りは、
とても意義のある作品であるのは
言うまでもありません。
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