
・あたふたしている。
・イライラしている。
・決断ができない。
こんなとき、人は根拠を求めようとします。
・この方法が正解である根拠は?
・この選択肢が正しい根拠は?
・信用できるデータや数字はあるのか?
もちろん、根拠を求めたうえで行動することは大事です。
しかし、そればかりやっていると人生が行き詰まります。
なぜなら、本質的な「迷い」の解決法ではないからです。
★ ★ ★
さて、ここからは「根拠を求める人」には嫌われがちな話をします。
スピリチュアル的な話です。
人間が五感で確認できる世界は、物質世界です。
しかし、それは「すべてのもの(真の世界)」ではありません。
「すべてのもの(真の世界)」は、確実に存在しています。
何せ、人間は完璧ではありませんからね。
全てを把握はできないのです。
特に、人間はエゴを持った存在です。
エゴは、物事を分離させて考えます。
・まず、世界がある
・その世界に、私という分離した個人が生まれた
・だから、私と世界は別の存在だ
・私と他人も分離した別の存在だ
という考えですね。
本当は分離していないのに、分離して考えるわけです。
だから、「嫉妬」などの感情を生み出します。
で、冒頭に出した状態、つまり、
・あたふたしている。
・イライラしている。
・決断ができない。
という状態に陥っているときは、エゴ優位で考えてしまっているときです。
つまり、物事を完全に分離させて、「すべてのもの(真の世界)」との壁を作っている状態ですね。
壁が作られているわけですから、当然、「すべてのもの(真の世界)」とつながることはできません。
★ ★ ★
これは、わかりやすく言えば、「自然の法則に反している」状態です。
たとえていえば、野球で外野手がホームでランナーを刺すとき。
ふんわりと投げるよりも、引力に逆らわずにワンバウンドで投げた方がアウトを取りやすいですよね。
ふんわりと投げている状態が、自然の法則に反している状態。
ワンバウンドで投げている状態が、自然の法則に沿った状態。
・・・と言えばわかっていただけるでしょうか?
もちろん、「万有引力」は生活実感として誰でもわかります。
なので、野球では、ちょっと意識するだけで「自然の法則」に沿った動きができます。
しかし、「すべてのもの(真の世界)」はもっと深くて、把握しにくい領域です。
そういうことから、軽視されがちなんですね。
でも、この「すべてのもの(真の世界)」とつながった状態になると、人は自然に適切な判断ができるようになります。
つまり、
・あたふたしている。
・イライラしている。
・決断ができない。
こんな状態にはならないわけです。
★ ★ ★
では、どうすれば、「すべてのもの(真の世界)」とつながることができるのか。
それは、一般的な言葉で言えば、
・ワクワクした状態
・フロー状態
・夢中になっている状態
に自分をもっていくことです。
よく、野球の選手が「ボールが止まって見えた」と言う場合がありますよね。
あなたも、スポーツをしていて、すごく夢中になっているときは、時間感覚がおかしくなってしまうことがあると思います。
時間がすごく速く感じられたり、逆に、すごく遅く感じられたり。
それこそが、「すべてのもの(真の世界)」とつながっている状態です。
実際、そういうときって、意識せずに体が自然に動きますよね。スポーツだったら動きが「キレッキレ」の状態になります。
一方、緊張したり、他人の目を気にしたり・・・
つまり、エゴ優位のときは、動きがぎこちなくなりますよね。「普通に歩く」ことすらできなくなったりします。
たとえば、卒業式で卒業証書を受け取りに、校長先生の前に歩いていくとき。変な歩き方になった経験はありませんか?
これは、他人を目を気にして、エゴ優位の状態になり、「すべてのもの(真の世界)」と壁を作っている状態だからそうなったわけですね。
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なので、そうならないよう、迷っているときは、
・ワクワクした状態
・フロー状態
・夢中になっている状態
こういう状態に自分を持っていってみてください。
★ ★ ★
もし、そうなれない、という場合は、「瞑想」がおすすめです。
瞑想は、難しく考えられがちですが、意外と簡単ですよ。
・時計の針の動きや
・メトロムームが動く様子や
・蛇口から水がポタポタ落ちる様子を、
じーっと眺めていればいいのです。
コツは、呼吸を緩やかにすること。
そうすれば、そのうちフロー状態に入っていきます。
すると、心が落ち着き、適切な判断ができるようになりますよ。
あなたは、もっともっと幸せになります。
それはもう、確定しているのです。
どうか安心して、人生をエンジョイしてください!