(この記事は、YouTubeトークの文字起こしです)
今回はペットロスについて話すね
たった今うちの猫が旅立った。
今その姿が目の前にある。13歳だね(今年で14歳)。
思い出すよ。子猫の時に家に来た。
色々思い出すよ。
★ ★ ★
2年前に脳炎系の病気にかかってしまって、発作をしばしば起こすようになったんだ。
まあ「てんかん」のようにも見えたけど「てんかん」じゃないらしいんだよね。
動物病院の先生によると、脳炎の一種でしょうということだったね。
まあでもしばらくするとその発作は起こらなくなったんだよ。
でその発作の影響で足がね・・・硬直した状態になってしまって。
うまく歩けなくなってしまったんだよ。
まぁしばらくはそれでもトコトコとなんとか頑張って歩いてたけど・・・
一年くらい前についに歩けなくなってしまった。
で、寝たきりの生活がずっと続いた。
だけどね、あくまで寝たきりなのは脳炎の後遺症だから。
で、その脳炎系と思われる発作自体はなくなってたんだ。
だから、おそらくほぼ脳炎は自然治癒したのかな、と。
まあそんなような感じだったんだ。
だからまぁ、一応後遺症で歩けなくはなったけど、元気だったんだよね。
ほんとそれこそ食欲はすごくてバクバク食べるし、飲み物を要求するし・・・。
だからオシッコとかウンチの回数が多くて大変だったけどね。
まあ猫自身の寝床では絶対にオシッコもウンチもやらないんだよ
オシッコしたい、ウンチしたい、と僕に要求してきたね。
で、僕はキッチンに連れてってお腹をさする。そうしたらオシッコとウンチをするんだ。
そんな風にまあとにかく世話が大変だったね。
★ ★ ★
そんな調子で元気のいい感じで・・・つい昨日までそんな感じだったんだよね。
で、昨日なんかね、ほんとすごくゴロゴロゴロゴロ甘えてね。
まぁいつも以上にゴロゴロの音量が大きかったね。
でも・・・
今日ね、ちょっと食欲がなかったんだよね、珍しく。
大好きなミルクもなかなか飲もうとしない。
だから給餌器で強制的にミルクを飲ませた。
で、食べるほうはあまり食べなかった。なんか最近にしては珍しいな、というふうに思って。
まあこういう様子が続くようだと動物病院行かなきゃいけないかなっていうふうに思ってたんだよね。
★ ★ ★
で、そうするとね、5時間くらい前の話なんだけど、「うわぁ」という、うめき声を猫があげたんだ。
すごく苦しそうに。
「何だろう?」と思って・・・。でも夜中だからね、動物病院がやってないし。
「朝になったら動物病院行かなきゃいけないな」って思い始めた。
でもね・・・
だんだん猫の体力が失われていって、体が冷たくなったんだよね。
体中に力が入っていないような感じ。
これは動物病院に連れて行く体力すらないかもしれない。そんな風に思った。
もしかしたらもう、「旅立ってしまうかもしれない」と。そんなこと思った。
だから、寝ていたうちの奥さんを起こして、
「もしかしたらダメかもしれない」という話をして・・・
そして、奥さんと一緒に看取った。
まあ、だけど実は最後は諦めきれなくて、救急動物病院に電話したんだよ。
で、その電話をしている最中に旅だったんだ。
もう完全に息をしていなくてね・・・。電話している最中は「あれ?もう旅立ってしまったのかな」と思ったけど・・・
なんというか・・・。
よくさ、睡眠時無呼吸症候群の人が、「フガッ」と息を吐くよね?
あんな感じで、息が止まったかと思ったら、「フガッ」と突然息を吐く。そんなことを繰り返していた。
だから希望をつないで救急動物病院の人と話をしてたんだけど・・・
完全に息が止まってしまった。
★ ★ ★
ペットロスって言葉がある。
でも、今話している段階では、目の前にその猫がいるからね。
僕は今はペットロスではないよ。
今日、火葬するんだよ。
インターネット上火葬業者さんを探した。その業者さんが来ることになっている。
ペットロスを感じる間もなく忙しい感じ。
火葬の段取りを組まなければいけない。
悲しいのに段取りを組まなければいけないという・・・
これがね、ちょっと・・・
これからお花を買いに行って、それで猫を飾ってあげようかなと思ってる。
★ ★ ★
もし同じような経験した人がいたら、何かの参考になるかなと思って今回、トークしてみた。
まあ、気晴らしにもなるかもしれないね。同じような思いをしている人がいるということで。
やっぱりね・・・引きずってしまうからね
いや本当に14年間、一緒にいて。
いろんなシーンが頭をよぎるっていう感じかな。
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