今回は、やる気がないときの対処法のひとつを伝授しますね。
あなたは、「これ、やっちゃダメだよ」と言われたら、逆にやってみたくなりませんか?
こういう心理は誰でも持っているものです。
社会心理学者のジャック・ブレ―ムは、これを「心理的リアクタンス」と名付けました。
「リアクタンス」は、「抵抗」という意味です。
人は、禁止・強制されることを好みません。
自分で選びたいと願うものなのです。
しかし、普段は自分が果たして「何を選びたいのか」がはっきりしていません。
つまり、自分が何をしたいのかがわからないのです。
そのように、目標が「あいまいな」状態にいるときは、やる気がでません。
そこで、この「心理的リアクタンス」を上手に利用してみましょう。
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たとえば、あなたが野球部の部員だったとします。
で、監督に「こういうバッティングをしろ」とフォームを教えられたとします。
これは、「禁止・強制」ですよね?
なので、監督に言われたことを守りつつ、「ちょっと変化を加えてみる」のです。
つまり、「密かに反抗してみる」のです。
もちろん、反抗していることが監督にバレたらダメですよ。
あくまで「密かに」反抗することがポイントです。
そうやって、「ちょっと変化を加えてやってみる」ことは、いわば「反発心」です。
「監督はそういうけど、僕独自のやり方でもやってみたいんだ!」
こういう気持ちを、やる気につなげていくんです。
そうすれば、本来、自分がどういう打ち方をしたかったのか。
それがだんだん見えてくるようになります。
そして、目標がはっきりとして、やる気はますます上がっていくのです。
この場合、もともと監督から「強制」されていなければ、あなたの目標は見えませんでした。
このように、誰かに言われたことをきっかけにして、「密かな反抗心」を持ち、それをきっかけにやる気を出していく。
まさに、「心理的リアクタンス」を利用した、賢いやる気アップ法です。
ぜひ、お試しあれ!
あなたの未来のために。
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