YouTubeにてアファメーション配信をしている言霊コーチ天野です。
あなたは自分の新たな才能を伸ばしたい、と思ったことはありませんか?
今回は、「いくつになっても、才能を伸ばすことは可能である」というお話をいたします。これについては、こちらの記事でも書きましたが、今回は、もう少し詳しくお話いたします。
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さて、なぜ、いくつになっても才能を伸ばすことが可能なのでしょうか。それは、脳は「初めからスペックが決まっているのではなく、変わっていくものである」という性質を持っているからです。これを「脳の神経可塑性」といいます。
そして、脳を変える方法としては、結論からいうと「運動」と「ゴール設定」です。そのことについて詳しく説明いたします。
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まず、冒頭に書いた通り、脳は初めからスペックが決まっているわけではありません。たとえば、アインシュタインの脳は平均よりも少し軽いです。
アインシュタインほどの人のならば、「さぞスペックが高くて、いわゆる脳のシワも多くて、重いんだろう」と思われがちですが、むしろ平均よりも少し軽いほどだったわけですね。
つまり「脳のスペック・容量」が生まれつき決まっているのではなく、問題は脳が「いかに変化してきたか」ということなのです。
そして、この「脳の変化」は主に「刈り込み」によって行われます。
「刈り込み」というのは脳の神経の余計な接続部分を刈り込んで行くということですね。分かりやすくいえば「道路を整備していく」というイメージです。
「複雑で迷路のような道路」よりも「すっきりとした道路」の方が使いやすいですよね?
それと同じく、「脳の神経ネットワーク」も複雑に入り組んでいるよりは、すっきりとしていた方がよく働くわけです。そしてこの「刈り込み」は常に人間の脳の中で行われています。
特に2歳から青年期までは、1日で200億近くの脳のつながりが刈り込まれます。このようにして脳は変化していくわけですね。
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ここで問題となるのは、果たしてあなたの今の脳が「プラスの脳」なのか、それとも「マイナスの脳」なのか、ということです。
「プラスの脳」というのは「集中力がある」とか「理性的である」などの、要は「優秀な脳」のことですね。
一方、「マイナスの脳」というのは「カッとなりやすい」とか「依存性が高い」などの、「あまり好ましくない脳」のことですね。
で、あなたの今の脳は生まれてから今の時代まで「刈り込み」が行われてきているわけですが、その結果として「プラスの脳」になっているのか、それとも「マイナスの脳」になっているのか――ここが重要になってくるわけです。
なので、もしあなたの今の脳が「マイナスの脳」であるならば、まずはそれを「プラスの脳」に変えていく必要があります。
もちろん、「各種の才能」を伸ばすことも重要です。しかし、まずはそういう段階は置いといて、脳全体が「プラス」なのか「マイナス」なのかを自分で思い返してもらって、もしあなたが「マイナスの脳」ならば「プラスの脳」に変えなければいけないし、もうすでに「プラスの脳」ならば、さらにその「プラスの要素」を高めていく必要があります。
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そして、それは「運動」によって可能なのです。
ある実験結果によると、一週間に2、3回の、20分程度のランニングかウォーキングを行うことによっ、て脳が活性化されて変化しやすくなってくるということが分かっています。
その理由として挙げられるのが、運動は「GABA(ギャバ)の活動を抑える」ということですね。
GABAというのは「ガンマアミノ酪酸」のことで、脳のブレーキ機能抑制機能を担っています。これは「脳を落ち着かせる」という意味では非常に重要な物質なのですが、一方で「脳を変えていく」という意味ではそれを阻害する要因になるわけです。
なので、このGABAの活動を抑えるために、ランニングやウォーキングを行う必要があるわけですね。
そして、それと同時に「ゴールを持つこと」です。あなたが未来にどのような人間になっていたいのか。それをはっきりとイメージ付けるということですね。
そうすることによって、あなたは意識してそちらの方向に全ての行動を向けることになります。たとえば、
「英語を話せるようになって多くの外国人と交流を持ちたい」
という未来のイメージをはっきりと持ったならば、あなたは日々、そのイメージに向けて行動しますよね?
そうすることによって脳がだんだん語学に有利な、そして多くの人と交流を持つ外向性のある性質に変わっていくわけです。
そしてその脳の変化をしやすくするのが、「週に2、3回の、20分程度のランニングかウォーキング」というわけですね。
今回の話、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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