島田紳助に学ぶ「ビジネスのやる気の出し方」

天野カズです。本日のアウトプットです。

今回は、有名人にからめたお話です。ちなみに、有名人にからめた記事は、他にも以下があります。ぜひ参考にしてください!

Buck-Tickの今井寿の発言から、「やる気を出す」コツが見えた!
とあるギタリストに学ぶ、才能の開花の方法とは?
GLAYのAKIRA(元ドラマー)の著書から見える、GLAYがやる気を失わなかった理由とは?

さて、本題に入ります。

今は引退されている島田紳助さん。僕は大好きで、本当に笑わせてもらいました。落ち込んでいるときも、紳助さんの番組を見ると、自然に笑えてきて、助けられました。

さて、今回は、島田紳助さんの著書「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」を参考に、「やる気」について特化させて記事にしたいと思います。この本は、起業家・島田紳助として書かれたものです。紳助さんは、お笑いだけでなく、ビジネスにも力を入れていて、多くの店を成功させています。

僕のブログでは「やる気→集中力→偶然力」の流れが大事だという基本原則で進めています。今回は、その中の「やる気」について書きます。

島田紳助さんの、やる気の素とは?

島田紳助さんの、「やる気」のもとは、ズバリ、

自分の能力を証明したいという思い

です。それについて説明しますね、。

漫才を始める前、紳助さんが高校生のころ。紳助さんのクラスは笑いであふれていました。その理由は、紳助さんが盛り上げたからであって、決して高校自体が面白かったからではありません。

紳助さんの基本思想の中に、「全ては人が作るものであって、システムが作るものではない」という考えがあります。この場合は、「高校」というシステムが面白かったのではなく、高校の中にいる「人間」が面白かったから、高校が面白くなった、というわけですね。

その後、紳助さんは、お笑い芸人として大成功されました。このとき、紳助さんはふと思ったそうです。

「これって、俺の能力ではなく、もしかしたら、運がよかっただけじゃないだろうか?」

と。つまり、人間・島田紳助の能力によって成功したのではなく、周りの環境や、運といった、システムによって、たまたま成功しただけなのではないか、と思ったそうです。もしそうなら、紳助さんご本人としては、全く面白くないのです。

なぜなら、彼の中に「全ては人が作るものであって、システムが作るものではない」という基本思想があるからです。

だから、紳助さんはビジネスを始めたのです。つまり、お笑いで成功したのは、自分の能力によるものだ、と証明するためにです。本当なら、もう一度、お笑い芸人として素人に戻ってから再挑戦するのが一番いいのですが、それは無理です。

でも、ビジネスの世界では、素人です。これなら、挑戦できる。こういう考えから、紳助さんは、ビジネスを始めました。

結果、紳助さんは、ビジネスの世界でも成功されました。これは、まぎれもなく、紳助さんの能力によるものです。紳助さんのすごいところは、ひとつの店だけを成功させたのではなく、多くの店を繁盛させていることです。その原動力は、「自分の能力によるものだ」という、喜びです。

 

ちょっと話がそれますが・・・

紳助さんも著書で語っておられますが、紳助さんがビジネスでも成功されたのは、タレントの名を使ったからではありません。むしろ、タレントの名前は、ビジネスにおいては不利なんだそうです。その根拠は、

 

  • タレントの店のほとんどは、2年以内につぶれている
  • タレントの名前があると、色眼鏡で見られて、本格的な店ではないと思われてしまう
  • タレントの名前で商売しているのに、有名人に会えないから、客はがっかりする
  • 最初、マスコミが宣伝してくれるのはメリットだが、それがかえって期待値をあげて、実際に来た客をがっかりさせてしまう

 

などです。いわば、タレントの店というだけでは、メリットにはならず、むしろデメリットの方が多いのです。それをメリットにするのもデメリットにするのも、経営者であるタレントの腕しだいなのです。

 

町の風景

 

 

あなたがビジネスでやる気が出ない原因は?

あなたがビジネスをしていく中で、いまいち、「やる気」が出ない原因を、紳助さんの話から考えていきましょう。それは、

誰かの真似をしているから

です。ビジネスの世界では、「TTP」という言葉があります。これは、「徹底的にパクれ」の略です。ビジネス系の本やサイトを見ると、「成功している人をまねることが大事」と書かれています。こういうことから、ビジネスの世界では誰かのまねをすることが正しいとされています。

もちろん、それは僕も正しいと思います。僕自身も、現在、個人でビジネスをしています。それで生活していますし、今までのビジネスの経験からも、「真似をする」ことは大事だな、ととても思います。

と同時に、「真似をすることのデメリット」も僕は強く感じます。そして、これこそが、今回の記事で一番、言いたいことなのです。

あなたは今、誰かの真似をしていますか?もし、それでやる気が出ないのだとしたら、まさに、あなたがやる気が出ないのは、「誰かの真似をしているから」です。これは、紳助さんも、著書で語っておられます。

紳助さんは、ビジネスを誰にも教わりませんでした。その理由は

教わると面白くないから

です。

誰かに教わってビジネスをやっても、しょせんは誰かの真似になります。誰かの真似をして成功することは、紳助さんの考えでは、「自分の能力を証明したことにはならない」のです。個人が感じた嗅覚で勝負していくことが、紳助さんにとっては、自らの能力の証明になり、「面白い」と思えるのです。

(なお、紳助さんが誰にもビジネスを教わらなかった理由はもうひとつあります。それは、「たとえ教わったとしても、ビジネスの世界では9割が失敗するから」です。なので、紳助さんの中では、「教わってもその程度の成功率なら、最初から自分の感覚を信じてやった方がいい」という思いもあったとのことです)

 

人間には、自己承認欲求がある

人間には、自己承認欲求があります。「俺はすごいんだぞ」と言いたい欲求ですね。紳助さんは、自己承認欲求を満たしたいという強い思いを原動力にして、ビジネスのやる気を引き出したのです。

さて、あなたは今、誰かの真似をしてビジネスを展開しようとしています。そこで、あなたに問いたいのですが、

それって・・・面白いですか?

誰かの真似をすること。自分ではない、誰かになりきること。これは、面白くないどころか、苦痛です。たしかに、ビジネスで成功するためには、「真似をする」ことが大事だといわれています。

でも、そのせいで、やる気をなくしてしまって、何もできなければ、「真似をする」以上に大事なことができない、ということになります。それは、

「行動する」

ということです。このことは「真似をする」以前に、もっともっと原則的なことです。真似を意識しすぎてやる気を失い、行動できないくらいなら、たとえ真似ではなくても、あなたがやりたい、独自の方法で、モチベーションがぐんぐん高まった状態で行動する方が、100倍マシなのです。

紳助さんは、自分のやりたい方法論でやることが、「自分の能力の証明になる」と考えました。つまり、「面白い」と考えたのです。だから、わくわくしながら独自にビジネスを展開し、成功しました。

 

 

花

 

※注意!「奇をてらうこと」とは違う!

 

ただ、ここで非常に重要なことがあります。それは、独自の方法でやることは、「奇をてらうこと」とは違うということです。紳助さんも書かれてましたが、「自分ではこれが合理的だと思う」ことをやらなければなりません。

逆から言えば、「業界では常識とされているが、実は合理的ではないと感じたこと」は、やらない、ということです。これは、ビジネスの世界にどっぷりつかっていると、わからない感覚です。

ビジネスの世界では、セミナーの講師や成功者が、「常識」を下の者に植え付けます。なので、学ぶ方は、だんだん、思考停止してきて、それが常識だと思い込んでしまうのです。でも、素人から見れば、「それっておかしいよね」と思ってしまうことが多々あります。

紳助さんは、この「素人感覚」を大事にしました。それは言い換えれば、「自分の感覚」です。だからこそ、ビジネスが面白くて、やる気がガッと盛り上がったのです。

 

「その世界では常識とされているが、実はおかしなこと」とは?

僕が思いついたところだと、たとえば、野球部などの体育会系でよく聞くあいさつに「ちわっす!」というものがあります。これは、大きな声で元気よく言われますし、いろんな部活で言われているあいさつなので、誰も、おかしいとは思ってません。

でも、よく考えたら、おかしいですよね?

滑舌が悪いことは、やっぱり普通はおかしいです。それに、文法的にもおかしいです。「こんにちはです」の略で「ちわっす」だと思いますが、「こんにちはです」がそもそもおかしいです。

で・・・

この、「おかしい」と思う感覚が、「自分の感覚」なんです。なので、たとえば、野球部に入ったときに、自分だけは「こんにちは!」と丁寧にあいさつしてみる、というのが、紳助さんのマインドです。

その業界の常識で「おかしい」と思ったことは、自分の感覚でやってみるのです。そうすれば、やる気が出てくるのです。

もちろん、自分の感覚でやってみた結果、うまくいかなくて、結局は真似をした方がうまくいく、ということもあるでしょう。紳助さんの場合も、そのようなことがありました。

紳助さんの場合は、ラーメン屋を作るときに一度、失敗しました。

紳助さんは、自分なりに、最高のラーメンの作り方を、合理的に、こう考えたようです。「最高のスープ」と「最高の麺」と「最高の具」を混ぜれば、論理的には「最高のラーメン」ができるはずだ、と。でも、これは失敗しました。まずいラーメンになったそうです。

この経験で学んだのが、ラーメンは「バランスが大事」ということです。後にそのラーメンを修正し、最終的には成功しました。

でも、紳助さんは言います。最初から、ラーメン屋の師匠に「ラーメンはバランスが大事」と教えられたとしても、それは理解できないだろう、と。それより、自分は、「最高のスープと麺と具をまぜれば、論理的には最高のラーメンができる」と考えているのだから、師匠に反発心すら感じるだろう、と。

ならば、まずは自分が感じた感覚で、ラーメンを作るのが大事なのです。自分の感覚が正しい場合もあるでしょうし、間違っている場合もあるでしょう。で、間違っていたと感じたら、そこではじめて、師匠の教えや業界の常識に従ってみればいいのです。

なぜなら、こうしないと、「やる気」が出ないからです。自分の信じた感覚でやってみるのが、一番面白いのです。

 

まとめ

どうでしょうか?もしあなたが今、ビジネスでやる気が出ないというのであれば、まずは自分の感覚を信じてやってみてください。奇をてらうのではなく、自分の感覚です。それは、あなたの心の奥底から出てきた「これをやりたい」という思いなので、やる気が自然に出てきます。

ぜひ、参考にしていただけたら、と思います。

以上、天野カズからの、あなたへのアウトプットでした。頑張っていきましょう!