天才2人によるノーベル賞式、やる気アップのコツ!

天野カズです。本日のアウトプットです。

今回は、ノーベル賞学者の山中伸弥・益川敏英両氏の共著『「大発見」の思考法』から僕が学んだことを、「偶然力」に特化させてシェアします。

偶然力とは・・・

「偶然力」とは、僕が名づけたもので、一般的には「セレンディピティ」と呼ばれているものに意味が近いです。「セレンディピティ」は「幸運をつかむ能力」という意味ですが、「偶然力」はもう少し軽い意味です。「偶然をつかむ能力」ということですね。

「努力したからといって、幸運が訪れるとは限らない。でも、偶然なら、訪れる」と思えることができたなら、集中力を発揮できます。このブログのタイトル「やる気→集中力→偶然力」には、そのような僕からのメッセージを込めています。

さて、『「大発見」の思考法』はとても興味ぶかい本です。どういう意味で興味ぶかいか、というと・・・

ノーベル賞を受賞した2人は、いったいどういう思考をしているのか

がわかるという点ですね。当然ながら、やる気、集中力、偶然力、全てがキレキレの状態です。では、なぜそこまでキレキレなのか?その秘密を知りたいと思って僕は読んだのですが、とても腑に落ちました。特に、「フラフラとした生き方を大事にする」という思考が、ノーベル賞を受賞するまでの偉業をなしとげた根本部分だな、と感じました。

この「フラフラとした生き方を大事にする」という思考が、やる気を引き出し、自然に集中力も発揮され、のちの大発見につながった要因です。そのことが、この本からはよ~くわかるんです!

 

フラフラと生きると、集中力が発揮できる

 

「フラフラとした生き方」、と聞くとあなたはこんな感想を持つかもしれません。

「そういう生き方ってよくないんじゃない?目標に向けてしっかりと旗をドーンと立てて生きなきゃ!」

と。でも、山中氏、益川氏によると、「フラフラした生き方がいい」とのことです。常に興味のある方向へ向かっていくので、集中力を発揮した状態で研究にあたることができるのです。

両氏の著書『「大発見」の思考法』の中には、それぞれご自身のフラフラした生き方を紹介しています。まさに行き当たりばったりという感じの生き方です。ちなみに山中氏は、フラフラした生き方を、「回旋的な生き方」と呼んでいます。

回旋的・・・つまり、直線的に目標に向かって進むのではなく、まわりまわりながら、そのときの興味にしたがって生きていく、ということですね。

「回旋的な生き方」をわかりやすく言うと、たとえば、こんな感じの人がいますよね?

(回旋的な生き方の例)
高校を中退して仕事につく。しかし、すぐにやめて、美容専門学校へ行く。卒業後、美容師になるも、5年でやめて建築関係の仕事につく

・・・みたいな感じですね。ひとつの職業にとどまらず、まさにフラフラとしています。一方で、フラフラしていない生き方、とはどういうものでしょうか?山中氏は、「直線的な生き方」と呼んでいます。直線的な生き方の例としては・・・

(直線的な生き方の例)
高校卒業後、大学へ。大学卒業後、新卒で大手企業へ。そのまま定年まで勤め上げる。

まさに、典型的な、日本人の美徳とされている生き方ですね。学校も職場も変えずに、ずっと同じところに居続ける生き方です。

ほとんどの日本人は、「直線的な生き方」を支持します。その証拠に、以下のようなことが言われますよね。

  • どんなにつらいときも、逃げずに頑張れ
  • 何回も転職するな。我が国は終身雇用制でずっとやってきたんだ
  • 石の上にも3年!

 

・・・みたいな感じです。社会人だけでなく、学生にとっても、「部活を何度も変えたら冷たい目で見られる」みたいなところがありますよね。

しかし、山中氏は、回旋的な生き方(フラフラとした生き方)の方がいい、と主張しています。

 

街並み

 

 

回旋的な生き方(フラフラとした生き方)が良い理由

では、なぜ「フラフラとした生き方」の方がいいのでしょうか?山中教授と益川教授の意見を読んだうえで、僕なりの解釈で説明しますね。以下に、列挙します。

理由① ワクワクして、集中力が発揮されるから

直線的な生き方だと、ワクワクしにくいです。ガチガチに固められた、道筋に沿った生き方ですので、途中、ワクワクすることがあればいいですが、そうとも限りません。もちろん、直線的な道、ということは、ゴールへの近道です。そういう意味では効率的な生き方ですが、「つまらない」と思っても、他の道に行けない、というデメリットもあります。

回旋的な生き方(フラフラした生き方)だと、そのときそのときで、ピーンときた方向に寄り道をすることになります。効率的ではありませんが、人生を旅と考えると、バリエーションに富んだ旅、ということが言えます。旅は、目的地に行く過程が楽しいのです

たとえば僕は、自転車が趣味なのですが、東京から200km(往復)の宇都宮や高崎によく行っています。それは、過程が楽しいからです。効率を考えたら、電車で行くのが一番、いいのですが、電車では絶対にわからない、「途中過程」が、自転車だと楽しめます。まさにワクワクしっぱなしで、一種のランナーズハイ状態になったりもします。

回旋的な生き方(フラフラした生き方)も、こういう感覚でしょう。効率的なことだけがいいわけではないのです。いかにワクワクするか、が大事なのです。ワクワクすれば、集中力が高まります。つまり、仕事や勉強を楽しむことができるのです。

 

 

 

理由② 少なくとも、行動している。つまり、「止まっているよりマシ」だから。

直線的な生き方をしている人は、寄り道をせず、近道を進んでいるように見えて、実は「止まっている」ことも多いです。今、自分が進んでいる道に疑問を感じ、とたんにつまらなくなって、やる気がなくなるのです。

しかし、回旋的な生き方をしている人は、遠回りかもしれないけど、自分がピンときた方に常に動いていることは確かです。たとえ方向が違っても、動いているかぎり、進歩します。もしかしたら、失敗もするかもしれません。しかし、失敗からは多くが学べるものです。なので、何もしないよりは、「失敗」という経験を積むことができるのです。

そういうことを繰り返しながら、アクティブに、躍動感に満ちた毎日を送れるので、最終的にはいい結果を出すのです。

 

理由③ ムダの中にこそ、重要なことが隠されているから

山中氏も、益川氏も、自分の専門分野とは関係のない世界へ飛び込みながら、少しずつ前に進んでいます。益川氏がいうには、「ムダなものの中にこそ、重要なことが隠されている」ということです。

たとえば、話術でもそうですよね?単に意味を伝えたいだけだったら、事務的に、論理的に伝えればいい。でも、感情をこめたり、ムダに同じことを繰り返したり、意味のない指示語を使ったり、とそういったムダが、言葉に個性を加えます。その結果、伝わりやすいのです。

人生も、ムダのない、直線的な生き方より、ムダがあったほうが、その人なりの個性として付け加えられるのです。この「個性的な人生を送っている」という感覚が、ワクワクを呼び、集中力が発揮されるのです

理由④ 「偶然力」を発揮できるから

そして、僕が今回の記事で一番、言いたいことです。それが、「偶然力を発揮できるから」ということです。

人生で、さんざん寄り道をして、ムダな失敗も多く経験すると、最終的には、それらが偶然につながります。寄り道や、失敗によってリアルな経験値をつんでいるので、偶然を察知する能力も高まっています。そのうえ、直線的ではなく、いろいろなムダ部分が付け加わった人生なので、偶然を得やすいという環境でもあります。

直線的な人生を送り、同じ要素をずっと人生に加えていても、人生に変化はおとずれません。でも、いろいろなムダを経験すれば、それぞれがあなたの中で化学反応を起こします。そうすると、思いがけないことがひらめいたりもするのです。

事実、山中氏の発明は、さまざまなムダなことを経験したからこそ生まれたものです。山中氏も益川氏も、ずいぶん、遠回りされてますが、特に山中氏はすごいですよ。スポーツ少年が骨折をきっかけに医者を目指すようになり、勉強キャラになり、そして・・・という感じですね。

笑っちゃうようなエピソードもあります。自分が未経験な分野の研究所に、履歴書を送り、採用されてしまったのです。そこから慌てて、入所までに家庭教師をつけて猛勉強して、入所までに間に合わせた、とか・・・

あなたも、こんなエキサイティングな人生を送りたいと思いませんか?

 

まとめ

どうでしょうか?日本人は、素晴らしい民族ですが、直線的な人生を好むことは、あまりよくないかもしれません。アメリカは、その点、自由です。なんでもありです。山中氏も、アメリカでそれをつくづく感じたそうです。

極端な話、神様の前で永遠の愛を誓っても、離婚率が50%ということですから、すごいですよね。仕事においても、日本だと、起業して倒産させた経験は、恥ですが、アメリカだと、むしろ「すごい経験をした人」ということで一目置かれるそうです。

こういうところは、アメリカを見習いたいですね。

さまざまな経験は、あなたに「偶然」というプレゼントをもたらしてくれます。それがわかるからこそ、集中力を発揮して夢に向かって進むことができるんですね。

以上、天野カズからの、あなたへのアウトプットでした。頑張っていきましょう!