世の中で「主役」と見られている人、
いますよね。
たとえば、
何かのトップにいる人。
舞台の真ん中にいる人。
このような人です。
そして、そのまわりを見ると、
「脇役」とされている人が
配置されています。
そうですね・・・
イメージ的に言うと、
舞台の真ん中で歌っているシンガー。
それが「主役」です。
そして、そのまわりで、
そのシンガーの魅力を、
より引き立てるようにして
踊っているダンサー。
これが「脇役」。
このような構図ですね。
★ ★ ★
さて・・・
この構図を見て、おうおうにして人は、
「私は、主役になりたい」
と願うものです。
場合によっては、
「脇役には意味がない」
と思うことすらあります。
そして・・・
「私は主役でなければならない」
という強迫観念にとらわれ、
常に他人と比較をし、
傲慢になったり卑屈になったり・・・
そんなエゴにまみれた人生を
送ることになるものです。
たしかに、
「私は主役でなければならない」
という視点で「脇役」を見ると、
「脇役」の人たちは、
いったい何が楽しくて
そんな役に甘んじているのか、
わからないでしょう。
そう・・・
なぜ、わざわざ「脇役」として、
「主役」のシンガーを盛り上げなきゃ
いけないのか。
全くわからないでしょう。
でも・・・
実は、
「脇役」のダンサーの意識の中では、
・自分が「主役」
なのです。つまり・・・
・ダンサーとして頑張っている
という「映画」のような世界を、
その人は生きているのです。
まさにその映画の「主役」なのです。
そして・・・
その「映画」の中では、むしろ、
・シンガーの方が「脇役」
なのです。
そうです。そうなんです。
人は誰しも、「主役」なんです。
たとえ総理大臣や大統領が、
あなたの物語の中に出てきたとしても、
あなたの物語の中では、
総理大臣や大統領の方が「脇役」
なのです。
あなたの人生の「主役」は、あなた――
それがわかれば、
他人と比較して落ち込んだり、
すねたり、むくれたりすることが
なくなるはずです。
大事なことなので、もう一度言います。
あなたの人生の「主役」は、あなた――
なのです。なので、
必死になることもないし、
焦ることもないし、
傲慢になることもないし、
卑屈になることもないのです。
安心して、思いっきり、
あなたの人生をエンジョイしましょう。
(⁎•ᴗ‹。)!
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