ADHD アスペルガーだと自分をカテゴライズすることのデメリッ

ADHD・アスペルガー症候群だと自分をカテゴライズすることのデメリット

ADHD アスペルガーだと自分をカテゴライズすることのデメリッ

 

よく、「私はADHDだ」とか、「私はアスペルガー症候群だ」と自分をカテゴライズしている人がいます。

こういうことには、大きなデメリットがあります。

今回は、2つに絞ってお話します。

★ ★ ★

ひとつ目のデメリットは「ADHDやアスペルガーであることが『セルフイメージ』になってしまう危険性」があることです。

人生を生きるにおいて、どんな人でも、なんらかの「セルフイメージ」を持っています。

その「セルフイメージ」が、人生を決めます。

たとえば、アーティストの矢沢永吉さんの有名な言葉に、以下のものがあります。

「ボクは別にいいんだけど、YAZAWAがなんて言うかな?」

これは、矢沢永吉さんが「YAZAWA」というセルフイメージを持って生きていることを示しています。

「YAZAWA」とは、みんなが知っている、あの「YAZAWA」です。

才能あふれるアーティストであり、器が大きく、どんな逆境もはねのける、あの「YAZAWA」です。

矢沢さんも、うまくパフォーマンスできなくて悩んだり、小さなことにクヨクヨしそうになったりしたことはあるでしょう。

しかし、セルフイメージとして「YAZAWA」を掲げているため、そのイメージに引っ張られるようにして、さまざまな困難をはねのけたのだと思います。

では、もしあなたが、

「私はADHDだ」というセルフイメージを持っていたらどうなるでしょうか?

「ボクは別にいいんだけど、ADHDとしての自分がなんて言うかな?」

と常に自分に問い続けながら生きる人生になる、ということになります。

つまり、人生のあらゆる局面で、

・いかにも「ADHDらしい行動」を選択していくということになります。

★ ★ ★

ふたつ目のデメリットは、「他責思考になってしまう危険性」があることです。

つまり、人生で辛いことがあったときに、それを「自分の責任」だと考えずに「ADHDのせい」ということにしてしまうということです。

これの何がまずいか、というと、「自分の責任」だと考えると、自分でコントロールできますよね。

・次からはこうしてみよう

というように、創意工夫ができる、ということです。

でも、「ADHDのせい」ということにしてしまうと、自分で創意工夫できる余地がなくなってしまいます。

できるとすれば、「ADHDを治す」ことくらいです。

他責思考の人は、自分で創意工夫することをしないので、常に人生の主導権が他人に握られてしまいます。

・会社のせいで行動できない
・家族のせいで行動できない
・友達のせいで行動できない

・・・というように。

これは、自分の人生の主導権が「会社や家族や友達」に握られている状態です。

これと同じように、

・ADHD、アスペルガーのせいで行動できない

としてしまったら、もう、自分では何もできなくなってしまいますよね。

人生の主導権が「ADHD・アスペルガー」に握られてしまっていることになります。

★ ★ ★

以上、説明してきたとおり、自分を「ADHDだ」「アスペルガー症候群だ」とカテゴライズしてしまうことには、大きなデメリットがあります。

なので、ここは気を付けていきたいところですね。

あなたはもっともっと、幸せになる存在です。

自分にマイナスのイメージを植え付けず、もっともっと、大事にしてあげてください。

頑張っていきましょう!

<追記>

なお、私は精神科で10年以上前に、「アスペルガー症候群のグレーゾーン」だと診断されています。なので、私自身も一時期は、自分を「アスペルガー」だと決めて生きていた時期があります。

しかし、今はその危険性がわかっているため、必要以上に気にしないことにしています。

その結果、今は「アスペルガー的」な性格特性はほとんどなくなっています。

 

投稿者:

言霊コーチ天野

◆霊感占い師・悩み相談コーチ 心を整えることで現実を変える──そんなセッションを行っています。 言霊・遠隔気功・タロットを組み合わせた手法で、あなたの人生の流れを前向きに整えていきます。 ◆実績 ココナラでの電話相談は1000件以上。 YouTube総登録者は1万人を超えています。 お客様からは、「復縁が叶った」「事業が軌道に乗った」「年収が1億円を超えた」など、目に見える変化のご報告を多数いただいています。 ◆お客様の属性 大学生から資産家・芸能人まで幅広くご相談をいただいていますが、共通しているのは「生きづらさを抱えていること」。 どんな立場の方でも、安心してご相談いただける場づくりを大切にしています。 ◆プロフィール 1975年生まれ。早稲田大学卒。 音楽家として、坂本龍一氏プロデュースのアルバムに楽曲提供し、テレビ番組の音楽も手がけてきました。 長年磨いてきた感性と言葉の力を、コーチングとリーディングに活かしています。 ◆よくご相談いただくテーマ 生きづらさ/婚活・恋愛/モラハラ・パワハラ カサンドラ症候群/自己愛性パーソナリティ障害/アダルトチルドレンなど

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