
ふわっとした話が嫌いな人がいます。
そういう人は、とても人生で損していると私は感じます。
というのも、「本質は常にふわっとしているから」です。
たとえば、自己啓発本に
「他人はコントロールできない。だから、自分にコントロールできることに集中しよう」
と書いてあったとします。
とてもふわっとした話ですよね。
なので、その本をアマゾンレビューで見ると、
「具体性がない。ふわっとした話でごまかしている。買って損しました」
と書いている人がいたりします。
でも、人間はひとりひとり、違うのです。
具体的なところにまで話を落とし込んで書くことはできません。
本人の状況は、本人にしかわからないのですから。
本人にしかわからない以上、具体的なことは本人が考えるしかありません。
つまり、
・ふわっとした話を、
・自分のケースに当てはめて考えてみる
ということですね。
★ ★ ★
たしかに、ふわっとした話を自分のケースに落とし込むことは、面倒です。
人間は、考えることが嫌いですからね。
だからついつい、「答え」を求めてしまうものです。
「こうすれば→こうなる」
という答えを。
でも・・・
結局はその「面倒なこと」をする必要があるんですね。
でないと、自己啓発本のアドバイスを生かせません。
もし、
「完全完璧に具体的なことまで書いてないと嫌だ」
というのなら、この記事のタイトルにも書いたとおり、その人は本当に人生で損することになります。
なぜなら、確率的に見ても、「一個人の状況」にマッチした本と出会える可能性は低いわけですから。
「可能性が低い」ということは、すなわち、「チャンスが少ない」ということになります。
★ ★ ★
一方、「ふわっとした話を自分のケースに落とし込む」ことができる人は、常にチャンスに恵まれている、ということになります。
なにせ、本を一冊買えば、その人に役立つヒントが見つかる可能性が高いわけですからね。
なので、「話がふわっとしてるなあ。もっと具体的に書いてほしい」
とよく思う人は、「自分のケースに落とし込む」という習慣を持つようにしてみてください。
人生の可能性がぐっと広がりますよ!