自分を無条件で愛する方法【自分を本当の意味で好きになるメカニズム】

 

自分を好きになる方法

 

言霊の力であなたの人生を変える、言霊コーチ天野です。

今回は、「自分を無条件で承認したい」という悩みの解決法についてです。

★人は「本当の自分」を生きていない★

まず、大前提として、「自分を無条件で承認したい」という悩みを持つこと自体、「本当の自分を生きる」という意味において、とても良い「兆し」と言えます。

というのも・・・

人は、おうおうにして、「本当の自分」を生きていません。そのことに気づいてもいません。だから苦しむんです。

そうした場合、「自分を無条件で承認したい」と思うということは、「自分は実は本当の自分を生きていないかもしれない」と気づくことができるきっかけになるということです。気づければ、本当の自分の人生を取り戻すことができ、幸せになれるわけです。

だから、「自分を無条件で承認したい」という思いは、とても良い「兆し」なんですね。

★人は、「本当の世界」ではなく「幻想(エゴ)」の中を生きている★

人は、「幻想(エゴ)」の中を生きています。この世界のありのままを見ずに「偽り」の世界を見て、その世界に踊らされて、勝手に妄想を膨らまして悩んでいます。

で、自分を悩ませるものは、なまじ目に見えます。実際にそこにあるように感じます。だからこそ、人はますます「幻想(エゴ)」の中に追いやられるのです。

たとえば、「同僚のせいで悩んでいる」という場合。同僚は実際にいて、実際に嫌がらせ的な言動をしていて、どう考えても「同僚」が自分を悩ましている・・・

そのように感じます。だからどうしても、「幻想(エゴ)」にハマってしまう・・・

でも、「本当の世界」には「嫌な人間・嫌な同僚」はいません。なぜなら、「本当の世界」は「愛」ですから。

★「愛」と「愛情」は違う★

この場合の「愛」というのは「愛情」という意味ではありません。「愛情」はエゴの世界のものです。愛情は、裏返せば、「憎しみ」に変わります。

なので、そういう意味での「愛」ではなく、ここで言うのは本当の意味での「愛」です。ある意味、科学的な意味での「愛」です。

それは、全てがつながっていて、全てがシンクロしている状態です。

★世界(宇宙)の構造はこうなっている★

ここで、「世界の構造」について説明しますね。

世界は「ひとつ」しかありません。その世界は、階層に分かれています。別のものではなく、あくまで「階層に分かれている」と捉えてください。

例えていうなら、

・日本>関東>東京>新宿区>早稲田鶴巻町

という感じです。これ、全て同じものですよね?同じものの中で、「範囲を限定している」だけです。

いわば、そのような感じだと思ってください。そうした場合、世界は、以下の階層があります。

 

・本当の世界>現象世界(五感で確認できる世界)>言語で確定されている世界>人間社会>エゴの世界

です。

「本当の世界」は、「愛」であり、「ワンネス」です。全てがシンクロしています。ちょうど、この世界をオーケストラだとすると、ひとつひとつの楽器は全て連携している。こんな感じですね。

しかし、「本当の世界」から離れれば離れるほど、この「連携」が見えにくくなります。トランペットの近くに行くと、トランペットだけ独自のメロディを奏でていて、遠くで演奏しているフルートとは全く関係なく思えてくるような、そんな感じです。

そうした場合、多くの人の「世界の見方」は、

「本当の世界」を「現象世界(五感で確認できる世界)」に限定し、さらに「言語」でその意味を限定し、さらにさらに、「人間社会の価値観」で限定していく。こういう見方です。

例えば、「山」を「山」だと思うのは「山」という言葉があるからです。これは言葉で限定された世界です。

そして「タコ」を見て美味しそう、と思うのは、「人間社会の価値観」の世界で限定してできた感覚です。人間社会は地域によって違うので、それぞれの地域で別の世界を見ていることになります。タコは気持ち悪い、という価値観の国もあるわけですから。

こういう風に世界を見てしまうと、それは局所的なイメージですよね。もはやそれは実体(本当の世界)ではありません。

★人は「エゴ」によって妄想の世界を生きている★

で・・・

人はそれをさらに、個人個人の「エゴ」によって「妄想」を膨らまして世界を見ているのです!

イメージ的に言うと「昼ドラ」のような感じです。昼ドラは、登場人物がちょっとした出来事から妄想を膨らまして、それで話が展開していきますよね。

あれは何も、ドラマの中だけの話ではなく、実際の僕たちもそのようにして「個人の妄想(エゴ)」で生きているのです。

つまり・・・

みんな「本当の世界(愛・ワンネス・すべて)」からかなり離れた「妄想(エゴ)の世界」を見ている状態なのです。

★「自分はひとりぼっち」という妄想★

そしてその妄想とは、

・自分はひとりぼっち

という「妄想」です。私は世界から離れている。仲間外れにされている。そういう「妄想」ですね。だから人はついつい、

・世間で認められている資格
・世間体の良いこと

などを得ることによって、世界の仲間に入って安心したい、と思ってしまうんです。

でも皮肉なことに、そうすることによって、ますます「ひとりぼっち」の感覚は促進されてしまいます。なぜならそれは、

・自分を信頼せずに、世間で認められている資格の方を信頼する

ことを強化することになりますから。自分を信頼するということは、世界を信頼するということです。なぜなら、「自分=世界」ですから。つまり、「ワンネス」ですから。

その自分を信頼せず、エゴで作り上げた「妄想」の方を信頼してそれ(世間体)を追うということは、ますます自分は「ひとりぼっち」になることを意味します。

★「ひとりぼっち」にならずに済む方法★

では、どうすれば「ひとりぼっち」にならずに済むのでしょうか。いよいよここからが「自分を無条件で好きになる方法」の骨子となる部分です。

それは、

・いま、この瞬間、無条件で自分を信頼すること

です。う~ん。なんだか意味がわからなくなってきましたか?

では・・・

ここで冒頭に戻ってみましょう。それは、

・人は幻想(エゴ)を生きている。本当の世界は「愛」「ワンネス」であり、ひとつである。

という事実でしたね。「ひとつ」ということは、もともと「自分は世界と離れてなんかいない」ということであり、「ひとりぼっちではない」ということです。もっと言えば、「愛に包まれている」ということです。

だからこそ・・・

わざわざ「世間で認められる資格」を取る必要なんかないし、世間体を気にすることもないんです。

自分を信頼して、いますぐ自分を無条件で承認すれば、自動的に「本当の世界(ワンネス・愛)」を感じることができる。だから、安心して生きることができるんです。

★誤解するかもしれないので、一応・・・★

ここで、もしかしたら、誤解する人がいるかもしれません。「世間で認められるのは、良くないことなんだ」と。

でも、もちろん、それは文字どおり、誤解ですよ。世間で認められてもいいし、むしろ、それは普通に考えて嬉しいことですよね。ただ、「順番」は大事です。つまり・・・

「世間で認められる」にしても、自分を好きになって、自分の思うように生きたら、「結果的に」世間で認められている資格を得ることができた、という「順番」ならいいんです。

でも、「世間体」が第一優先になって、「世間体ばかり追う生き方」をすると本末転倒です。それだと、ますます「ひとりぼっち」感を強くしますからね。

★「自分の好きなように生きる」純度を高める★

ここで問題になってくるのが、

・自分の好きなように生きる、その「純度」

です。つまり、「自分の好きなように生きる」と言っても、人はすでにエゴにどっぷり浸かっているため、実はそれは「本当の意味で好きなように生きているわけではない」ことが多いんです。

例えるなら・・・

選挙で「自分が選んで」投票したとしても、実はそれは事前に政党の広告などで「洗脳された状態」で投票した場合がほとんどです。これは、本当に自分が好きな政治家を投票したとは言えないですよね。それと同じです。

人は、「自分を生きている」と言いながら、実は全然、自分を生きていないんです。実際は「本当の世界から離れたもの」に洗脳され、それをエゴで膨らまして生きています。

それはどうしたって、「本当の自分を生きている」とは言えないんです。

「本当の自分を生きる」とは「ワンネス(愛)を生きる」ということです。インド哲学で言うところの

・梵我一如(宇宙と自分は一緒)

という感覚で生きる、ということです。で、この感覚から遠ければ遠いほど、自分を生きることができません。

その場合は、「自分を生きている」と思っていても、実は自分を生きていないから、「不自然な結果」ばかり受け取ることになります。つまり、あまり幸せではない状況に陥ることになるんですね。

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

★「世間体を重視する」に戻らないこと★

で・・・

上記のようなメカニズムがあるため、人は、「自分を生きると幸せではなくなる」と思っています。だから、「本当の自分」よりも「世間体」を重視する、という方向についつい、行ってしまうんです。

でも・・・

これをやっちゃうとまさに「元の木阿弥」です。

せっかく、思い切って「自分を無条件で信頼」して、「自分の好きなように」生きようとしたのに、怖くなってまた「世間体」を重視してしまうわけですからね。

この生き方を続けてしまうと、永遠に「本当の自分」とつながることはできません。

なので、批判を恐れずに「自分の感覚」を信じて生きてみるんです。そしてそれを、「世界」とつなげる意識を持ってみましょう。

★利他的に生きよう★

そうするには・・・

いわゆる「利他的」に生きてみるのが有効です。利他的になることで、世界と自分がだんだん、つながってきます。そしてやがては、完全に自分と世界が「一体」となるんです。

この段階に来たら、自分の好きなように生きたら、それが即、「本当の自分」を生きていることになります。それは自動的に「ワンネス(愛)」という「本当の世界」を生きていることにもなります。

この生き方をしていると、もう「ひとりぼっち」ではなくなります。だから、わざわざ「世間体」など追う必要もなくなるんですね。

★まとめ★

話をまとめると、自分を無条件で愛するには、

①自分は、本当の世界を生きていない、と知ること
②自分は、エゴの世界を生きている、と知ること
③自分は、エゴの世界を信頼して、「本当の自分」をないがしろにしている、と知ること

上記の「構造」を知ったうえで、

④思い切って、自分を信頼して行動してみること
⑤最初は、その「自分」の純度が低いので、本当の自分とつながらず、失敗する
⑥それでも粘り強く、自分を信頼し続けること
⑦そうすれば、やがて「自分を生きる」純度が高まる
⑧それはすなわち、本当の世界(ワンネス・愛)に包まれることを意味する
⑨だからますます、安心して、何の心配もせずに自分を無条件で承認できるようになる
⑩さらに、「利他的」に生きると、よりワンネスの中に包まれやすくなる

です。伝わりましたでしょうか?

メカニズムを知ったうえで、後は実践あるのみ、ですね。

あなたは、もっともっと幸せになります。それはもう、確定しています。

頑張っていきましょう!

 

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

恋愛のテクニックを使って女性を口説いたらダメなの?

恋愛のテクニック

言霊の力であなたの人生を変える、コーチ天野です。

「恋愛のテクニックを使って女性を口説くのはずるい」
という意見をネット上で何回か見たことがあります。

そういう人の主張はだいたい、こうです。
「テクニックというのはその人の本質ではない。
だからダメだ。」

私は、こういう意見を聞いて思うことがあります。
本質って、愛なんだけどなあ、と。
そのことにこの人、気づいているかな、と。

人は、自分の本心から行動しているつもりでも、
実は違っていたりします。
単なるエゴだったりします。

「恋愛のテクニックを使って口説いてはいけない」

と言っている人の多くは、結局はエゴで動いていたりするものです。
なぜなら、その人が言いたいことは、

「本当の俺を見てくれ!俺をわかってくれ!」

ということですからね。

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

自分の思いを押し通そうとして、
真正面から好意の告白をする。

これって、
自分のことしか考えていない、まさにエゴに指令された行動ですよね。

恋愛に限らず、人間関係にはテクニックが必要です。
それも使わず、
「俺をわかってくれ!理解してくれ!」

とストレートに主張するのは、誠実とは言えません。

むしろ、テクニックを使って、
自分のエゴを抑えて、相手のことを考える。
それがたとえ、「思ってもいないこと」であったとしても、
時には持ち上げ、承認する。

こうすることで、相手は気持ちよくなってくれます。

人間関係にテクニックを使うのはずるい、と言う人は、
自分の気持ちを正直に言うことが
誠実だと勘違いしています。

「俺はお前のここが気にくわん」
「俺はお前のここを問題視している」

こんなことをストレートに言えば、たしかに正直でしょう。
しかし、誠実ではありません。

人間の本質は、愛です。
生まれたばかりのころの自分が持っている、愛です。

しかし、人間は成長するにつれ、エゴがかぶさり、
愛の範囲を限定していきます。
そしてついには、歪んだ自己愛にまで限定する人すらいます。

「俺をわかってくれ!」

と真正面から言うのは、愛は愛でも、歪んだ自己愛です。

それは、本当の自分が求めている愛ではないはずです。
日々、内観して、自分が求めていたものは何か。
生まれたばかりの頃に求めていたものは何か。

それを確認しましょう。
そうすると、一気に楽になれますよ。

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら