嫌な同僚、毒親に対してどう接すれば良いのか◆人間関係で大事なスタンス

 

二人の人間

言霊の力であなたの人生を変える、コーチ天野です。

今回は、「嫌な人との接し方」についてお話します。

★人は物事を局所的にしか見ることができない★

まず、以下の記事で、

・本当の世界は「愛」であり「ワンネス」である

ということをお話しました。

【参考記事】自分を無条件で愛する方法【自分を本当の意味で好きになるメカニズム】

この記事を簡単にまとめると・・・

「本当の世界」はオーケストラの交響曲のように完璧で、全てがシンクロしている。

でも、人は物事を局所的にしか見ることができないので、全てが関連しているようには思えず、それどころか誰かを敵対関係にすら見てしまう。

その見方は「本当の世界」の一部だけを見て、しかも妄想で「ありもしないこと」を膨らませて構成した「エゴの世界」の見方である。

・・・このような内容でした。

でも、ここでこんな疑問を持つ方もおられると思います。

・「本当の世界」が「愛」であり全てはシンクロしているのはわかった。とはいえ、現実として嫌な同僚もいるし、毒親もいる。これは「明らかな敵」としか思えない。そういう人たちも「味方」だと思えということなのか?どうもしっくりこない・・・

と。今回は、このような疑問へのお答えになります。

★嫌な人にはどう、接していけばいいのか?★

それは、

・本質的には感謝し、実質的には遠ざける

ということです。たとえば「嫌な同僚」の場合は、自分に敵意を向けてきているのですから、わざわざ「ありがとう」なんてことを言う必要はありません。

そんなことを言ったら、相手はますます付け上がり、嫌がらせを強めてくるでしょう。

なので、遠ざけることが大事です。もちろん、敵対心むき出しに、ではなく、「しれっとスルー」するイメージで、その同僚となるべく接触を持たないようにするのです。

これは家族に関しても同様で、毒親の場合は、完全に別居して、連絡も断つ。最低限の連絡しかしない。場合によっては縁を切る。このようなことも必要になってきます。

ただ、それはあくまで「エゴの世界」での対処法です。

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

というのも、リアルの世界は、「エゴの世界」で構成されています。つまり、人は「本当の世界」からかなりかけ離れた、「目に見える部分」だけを抽出した、局所的な世界観を作っているのです。

しかもそれを、「社会の規範」や「個々人の価値観」というものを基盤に「ありもしない妄想」を膨らませて、それで確定させた世界観を作っている。
これが、今、私たちが見ている「リアルの世界(エゴの世界)」なのです。

このように、私たちが見ているのは「リアルの世界(エゴの世界)」である以上、そこで起きる現象には対処していかなければなりません。

それこそがまさに、

・嫌な同僚や、毒親とは接点を持たない

という部分なのです。

★「本当の世界」は「愛・ワンネス」だからこそ、本質的には感謝することが大事★

しかし・・・

それはあくまで、「本当の世界」に合わせたわけではありません。「本当の世界」は「愛・ワンネス・すべて」なのです。だとするならば、

・遠ざける
・拒否する

という対応法は、「本当の世界」からすると「不自然」だということになります。「不自然」である以上、「不自然な結果」になります。つまり、あまり幸せではない状況に自分が追い込まれる、ということですね。

だからこそ!

・本質的には感謝する

ことが必要なのです。つまり・・・

嫌な同僚や毒親は、本来は「愛あふれる存在」なのです。しかし、たまたまあなたとの人間関係においては、「嫌な人間」という役割を演じてくれている。

いわば、神があなたに「嫌な同僚・毒親」を使ってあなたに試練を与えているのです。

というのも・・・

すでに述べたとおり、この世界は、完璧です。すべてがシンクロしていて、すべてが関連しています。そして「愛」という完全状態を形成しています。

だとするならば、「嫌な人間」が目の前にいるということも、神からすれば「愛」という完全状態を形成するのに必要なのです。

それが、人間にはわからないだけなんです。なにせ、人間は局所的にしかモノを捉えることができませんから。

でも・・・

これはオーケストラの曲を思い出してみるとわかると思いますが、「ひとつの楽器」だけに注目すると、おかしな旋律を弾いている場合がありますよね?

でも、全体として合わせると、そのフレーズも、完璧にハーモニーの一部になっています。

★音楽の「Bメロ」、映画の「苦境シーン」には意味がある★

他の例を言うと、

ポップスの曲で、Bメロ部分は「地味で陰気な感じ」になることがありますよね。
でもそれは、「曲全体」として見ると完璧です。なぜなら、その「地味で陰気なフレーズ」があるからこそ、サビが生きるわけですから。

他の例だと、

映画で、主人公が苦境に立たされる場面がありますよね?でも、映画全体として見ると、それはハッピーエンドへの布石だったりします。

このように、物事は「一部だけ」を見ると「悪く見える」ことはよくあるんです。でも、それは、全体として見ると、実は完璧なんですね。

なぜなら、「本当の世界」は「愛」であり「ワンネス」であり「完全状態」ですから。

なので、あなたに嫌がらせをしてくる同僚、毒親は、あなたの人生に必要だから存在しているんです。

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

もし、彼らがいなかったら、あなたは人生で大事なことを学ばず、全く成長しないまま一生を終えてしまうかもしれません。

そうならないために、神があなたに試練として用意したのが「嫌な同僚・毒親」なのです。

なので、わざわざ「嫌な人間」を演じてくれている彼らに、

・本質的には感謝する

ことが大事なんですね。そうすれば「本当の世界」とあなたがつながります。つながるということは、あなたは「本当の世界」の論理で生きる、ということになります。

そして、そういう生き方は「自然」です。「自然」ということはうまくいくんです。つまり、幸せな人生になっていくんです。

★「自然なこと」はうまくいく★

どんなことでもそうですが、「自然」なことはうまくいく一方、「不自然」なことはうまくいきませんよね?

不自然なこと、というのは、たとえば川の流れに逆らって泳ぐようなものです。それは不自然なんです。不自然だから、ケガもするし、なかなか進みません。

こうならないよう、自然に生きることが大事なんです。そのためには、

・本質的には感謝する

必要があるわけなんです。で、それは具体的に言うと、

・心の中で感謝する

ということです。最初の方にも書きましたが、実際に口で伝える必要はありません。なぜなら、感謝などすれば必ず、彼ら(嫌な同僚、毒親)は付け上がりますから。

なので実際には「スルー」をする。でも、「心の中では感謝」する。

こういうスタンスですね。

伝わりましたでしょうか?

ぜひ、あなたの人生に、今回の考えを有効活用してみてくださいね。

人生は、楽しいものです。

あなたは、もっともっと幸せになります。

応援していますよ。

頑張っていきましょう!

⇒あなたの人生が「進化」するメルマガはこちら

あなたは、世界と一体になることで、もっと幸せになれる。「分離思考」から脱却しよう!

分離の意識

 

人は、世界と自分を分離させることで、「自分」というものを認識しています。
しかし、本来なら、世界は「ワンネス」であり、「世界」と「自分」は分離していないのです。

つまり、世界と自分は「一体」なんですね。

たとえば、野生動物は世界と自分を分離させて考えてはいません。

野生動物には複雑な「感情」はなく、あくまで「快」「不快」という根源的な感覚にもとづいて生きています。

「快」は、自分を進化・成長させることを促すための感覚です。
「不快」は、自分の身を守るためにある感覚です。

これら「快」「不快」という感覚は、世界と一体でありつつ、自分という存在が進化・成長していくための必要最低限の感覚です。

★ ★ ★

しかし、人間はそれらの単純な感覚だけでなく、複雑な「感情」や「意志」を持っています。

それらの「感情」や「意志」がモチベーションとなって、独自のものをこの世界に生み出すことができます。
たとえば、飛行機・パソコン・建造物などですね。

これらを生み出す複雑な「感情」や「意志」は、「自我」とも言い換えられます。

この「自我」によって、人間は独自のものをこの世界に生み出し、個々人が独自の生き方を模索できるようになったわけですね。

これにより、この世界にさらなる「多様性」が生まれました。

しかし、これには弊害がありました。

それこそが、「分離」の意識です。

★ ★ ★

つまり、前述のとおり、本来なら、世界と自分は一体であり、分離はしていません。
なのに、人間はつい、「世界と自分は分離している」と勘違いしてしまうんですね。

「分離」は、「自然の摂理」に反したことです。

どんなことでもそうですが、「自然の摂理」に反すると、物事がスムーズにいきません。

たとえば、「自然の摂理」のひとつである「万有引力」。

「万有引力」に逆らって何かをしようとすると、とても苦しい結果になりますよね。

スポーツで言えば、「引力に逆らった動き」より、「引力に沿った動き」の方が自然だし、うまくいきます。

でも、人間は、生きるうえで、ついつい、「分離の意識を強める」という、「自然の摂理に反したこと」をしてしまうわけです。

その結果、常に不安にさらされて生きることになってしまうんですね。

★ ★ ★

では、どうやって生きればいいのでしょうか。

それは、「分離の意識」を極力、取り除くことです。

具体的には、

・嫉妬心
・傲慢な心
・卑屈な心

これらの心が生まれたときに、まず「自分は今、世界と分離させて考えてしまっている」と気づくこと。

この習慣をつければ、分離の意識はだんだん、薄まっていきます。

そして次にするべきことは、

「利他心」

を発揮させることです。

これには、「分離」に偏りすぎた自分の意識を、「ワンネス」に揺り戻す意味があります。

★ ★ ★

人間は、「分離の意識」があまりに強いと、

・他人に与える=自分のものが失われる

と考えてしまいます。

しかし、本来、世界はワンネスなのですから、

・他人に与える=自分に与える

が正しいのです。

たとえば、

・誰かの仕事を、自分にできる範囲で手伝ってあげる。

こうすることによって、

・「お金」

という対価を得ることができます。

仮に、無償のボランティアとして手伝ったとしても、

・経験
・プラスの感情
・感謝の気持ち

などを受け取ることができます。

そうすれば、それがエネルギー源となって、生きる力が増幅していきますよね。

こうやって、世界と一体となりながら、エネルギーを循環させつつ、自分を成長させていくのが、「本当の自分」としての生き方なのです。

つまり、

・ワンネス的な生き方

ですね。

あなたは、もっともっと、幸せになります。
それだけのポテンシャルも、十分にあります。

頑張っていきましょう!