
他人に厳しく、自分に甘い人がいます。
そのような人は、成長しません。
成長しないので、不幸な状態が続きます。
なぜ、成長しないか。
それは、「自分に甘い」ということに気づかないからです。
というのも、他人に厳しくモノを言っているときは、
高揚感に浸れます。
その高揚感が、「自分に甘い」という側面を隠してしまうんですね。
誰かを批判する
誰かを叱る
こういうことって、上から目線になれますし、
正義の味方のような気分にも浸れます。
しかも、「怒り」という強力なエネルギーを使うので、
細かいところにも目が行き届きます。
だからいわゆる「鋭い指摘」ができるわけです。
「鋭い指摘」って、なんかカッコよく思えますよね。
だからますます高揚感に浸れるわけです。
でも、こんなことは誰だってできることです。
小学生だってできます。
小学生も、怒ったときは細かいことを指摘しますよね。
大嫌いな同級生のことは、
ほんのささいなことでも見つけてきて、
そこを指摘したりするものです。
そういう現象を指して
「あらさがし」
という言葉もあるぐらいですからね。
だから、「批判する」「叱る」などということは、
すごくもなんともないのです。
むしろ、そうしたいという感情が生まれたときに、
その感情を相手にぶつけるのではなく、
有益なことに生かす。
この方が価値があります。
精神年齢が高い人だけができることです。
たとえば、自分の仕事に生かす、など。
ブロガーさんの場合だったら、
怒りの文章を相手に直接ぶつけるのではなく、
怒りから得た教訓を一般化させて、
多くの人のためになる記事を書く。
自分に厳しいということは、
自分自身をコントロールできるということです。
でも、自分に甘い人は、
自分自身をコントロールできません。
怒りをそのまま相手にぶつけてしまう。
それで一時的な高揚感に浸る。
で、成長しない。
この繰り返しです。
こうならないように、常に自分自身を見つめることって大事ですね。